カメラを動かさない時は、出来る限り三脚から手を離そう。

カメラを動かさない時は、出来る限り三脚から手を離そう。

撮影中、特定の構図で長く撮影する場合、カメラを動かさないように注意する必要があります。そのためには、カメラを固定して、三脚(パン棒)から手を離すことが一番です。

ピアノ撮影角度解説

パン棒から振動が伝わるのでブレる。

人の手は、思っているより不安定なものです。パン棒を握りながら撮影をしていると、必ずといっていいほどブレてしまいます。ビデオに付いている液晶画面で動いてないように見えても、実際には微妙な手の揺れが伝わって動いてしまっています。

液晶は画面が小さいので、その場では動いていないように見えますが、実際に撮影したものを持ち帰って、大きなテレビ画面で見ると良く分かります。

ですので、カメラを動かして構図を変えたら、カメラを固定し、次に動く時まで、出来るだけ手を離しておくと良いでしょう。

素早く固定して、手を離すためのコツ

スムーズなカメラワークをするためには、「前後のバランス」が非常に大切です。これは、カメラを素早く固定して、手を離すためにもとても重要なことです。

理由は、前後バランスさえ取れていれば、しっかり固定しなくても、「カメラが勝手に動かない」からです。
三脚は、縦方向と横方向に動きますが、横方向は重力の影響は受けません。つなり横方向は、三脚のパン棒から手を離したときに、固定しなくても動きません。
一方、縦方向は別です。三脚のパン棒から手を離した瞬間に、重力の影響を受けて、前後重い方向に傾いていきます。

ピアノ撮影角度解説

縦方向のツマミは軽く止める。

しかし、前後のバランスが取れていれば、縦方向へ傾く力も最小限に抑えることができ、それゆえに構図を決めやすく、素早く固定ツマミで固定して、手を離すことができるようになります。

また、この「固定ツマミ」の微妙な加減もコツの一つです。がちがちに固定せずとも、「軽く止めておけば動かない」という加減を把握しておくとやりやすいでしょう。

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